事業再構築補助金の第1回公募採択結果公表!通常枠の採択率は3割以下と厳しく
経済産業省はこのほど、令和2年度第3次補正予算「事業再構築補助金」の第1回公募の採択結果を相次いで公表しました。
「緊急事態宣言特別枠」については、申請受付締切りである5月7日までに5,181者の応募があり、2,866者が採択されました。
一方、「通常枠•卒業枠•グローバルⅤ字回復」については、同様の期日で17,050者の応募があり、5,150者の採択が決定。内訳は〈通常枠〉応募が16,968社で、採択数は5,104者。〈卒業枠〉は80者で採択数は45者。〈グローバルⅤ字回復枠〉は採択1者となりました。
業種的には製造業、宿泊業・飲食サービス業、卸売・小売業が多く、この3業種で全体の約6割を占めていますが、その他の業種についても幅広い業種で応募・採択されています。
採択金額は1,500万円単位で分析すると、100~1,500万円が最も多く、全体の4割以上を占めています。次いで4,500万円以上が約3割程度となっています。
認定支援機関別の応募状況は、金融機関が約8,100社で最も多く、次いで税理士関係が約5,600社、商工会・商工会議所が約3,500社程度となっています。特に中小企業診断士、民間コンサル、地銀などの金融機関の採択率が高い傾向にあります。
事業計画名をランダムに見ると○ススキノの老舗居酒屋が挑む!個室レンタルスペース事業による新分野展開(北海道)○独学者向けオリジナル教材と動画コンテンツ開発による新分野展開(青森)
○単身世帯等をターゲットとする薬膳に特化し地元産品を使った冷凍総菜の製造販売(宮城)○旨味・安心安全に特化して育成した「ひとめぼれ」ギフト米EC事業計画(埼玉)
○AIとOCRを活用した税理士向け会計自動化システムの開発と販売(東京)○沖縄県産パイナップル葉残渣の活用と葉を捨てないKISEKIのパイナップルブランディング(沖縄)
○低迷する民泊からコロナ渦でも成長するグランピング事業への転換(福岡)○オンラインを活用した小規模園を含む全国保育研修事業の展開(岡山)等となっています。
JPBMでは事業再構築補助金の相談も承っています。引き続き公募されますが締切等ご注意の上、ご検討はなるべくお早めにご対応ください。