去る2月5日（火）15：00～17：00、三井住友信託銀行本店営業部会議室において、JPBM第22回民事信託検討会が開催されました。今回は、医療法人における相続対策において、被相続人（母）の財産および離婚調停の渦中にある夫婦ドクターおよび二人の息子（未成年）を巡る信託活用の検討事例が発表されました。業界独特の課題も配慮しながら、また持ち分あり法人から認定医療法人制度活用との関連等、検討すべきポイントが多くJPBM内のノウハウを集約しながら今後継続検討することとなりました。さらに昨年9月12日に東京地裁にて判決が出された民事信託における遺留分減殺請求等を巡っての判例を検討。民事信託関係で初めての判例でもあり（上告中）、こちらも継続ウォッチとなります。また、相続税法9条2項関連を巡って、信託終了時の債務控除の実務上の取扱いに関して意見交換し、一定の結論を見ました。次回は更に信託のニーズ別に実務支援パッケージ等を検討する予定です。ご期待ください。
