去る2018年4月20日に、三井住友信託銀行本店営業部会議室にてJPBM第17回民事信託検討会が開催されました。前回出された実務上の論点をさらに深堀する形で活発な意見が交換されました。例えば
・信託受益権の元本受益権と収益受益権の複層化活用に関する実務上の問題点
・信託の終了に関する清算結了の手続きとその実務課題
・連続型信託における遺留分の取扱い
・民事信託契約と金融機関との調整、債務控除の取扱いをめぐって
等に関して、実務経験と照らし合わせながら突っ込んだ意見が交わされ、また三井住友信託銀行からも、民事信託支援サービスの一環で、信託口座開設の際の契約確認の際の問題点がかなり見受けられるとの指摘がありました。今後、更に案件が増加するにつれて、実務上の落とし穴やリスクをいかにヘッジするかが大きな課題となり、参加者からも非常に意義のある検討会との評価を得ました。
次回も引き続き実務論点を検証していきます。