中小企業の生産性を管理会計導入で底上げを!
パッケージツール「スピードマネジメント」を展開
中小企業の労働生産性の向上が叫ばれて久しい昨今、日本生産性本部が発表した「労働生産性の国際比較2018」によると、
日本の労働生産性は、OECD36加盟国中21位で、第1位のアイルランドの約半分となっています。
労働生産性の高い産業を主力に持つ国とそうではない国の違いはあるので、詳細な分析が必要でしょうが、日本の経済競争力低下等の報道を見るにつけ、重く受け止めるべきデータでしょう。
経済産業省の「中小企業・小規模事業者の生産性向上について」によると、労働生産性の高い中小企業の特徴として、
設備投資やIT投資を積極的に行っており、情報セキュリティなどのリスクへの対応も進んでいるようです。
もちろん中小企業の多くは上記対応が進んでおらず、中でもIT導入に関しては、ツールの数が多すぎてどれが自社に効果があり安全に利用できるのかが分かりにくい、という意見が多数あります。
身近な中小企業支援機関等(地域金融機関、士業専門家、商工会・商工会議所等)を通じた普及と、ITツールを導入した中小企業の効果事例の把握が必要とされています。
JPBMではこのほど、会員専門家および認定支援機関等30数名の参加を得て、EXCELを活用した管理会計パッケージツール「スピードマネジメント」のキックオフ研修を実施しました。
士業が経営判断に資する数値分析を管理会計+コンサルで支援する新しい分野への業務展開が見込めます。
パッケージは(1)中期利益・資金計画システム(2)次期利益・資金計画システム(3)短期キャッシュフロー(数ヶ月の進捗管理)(4)資金繰り(データベース型資金繰り表)(5)モニタリングシステム、の5つ。
DB型集計システムを使って計画策定から日々の売り上げ管理、予実管理、資金繰りシミュレーション等瞬時に経営情報の見える化が実現できます。
段階を踏んでクラウドへの移行も視野にいれ、今後の財務改善に合わせたステップアップも可能です。
中小企業の業務効率アップを成就させる標準ツールとして、金融機関や中小企業支援機関、また海外との連携も視野に普及展開します。